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【野球殿堂】掛布雅之氏の殿堂入りコメンテーターは原辰徳氏「まさに若虎、あこがれていた」


阪神OBであり、1985年にチームを日本一に導いた掛布雅之氏が、16日にエキスパート部門で野球殿堂入りを果たしました。掛布氏を祝福するコメントをしたのは、巨人の前監督であり、現在オーナー付特別顧問を務めている原辰徳氏です。原氏は掛布氏の3学年下にあたり、「タテジマのユニホームを着た若虎、掛布雅之さんを学生時代からあこがれていました」と回想しました。二人はライバル球団の中心選手として数多く対戦し、共に甲子園でも活躍しました。原氏はスコアボードで「4番掛布」の下に「4番原」が並ぶことについても言及し、「素晴らしい同志であり先輩」と称賛しました。

阪神対巨人 レジェンド打者記念打席に登場し、投手を務めた子どもたちと記念写真に納まる巨人OBの原辰徳氏(左)と阪神OBの掛布雅之氏(2024年7月30日撮影)

阪神OBで、チームを1985年(昭60)の日本一に導いた掛布雅之氏(69)が16日、エキスパート部門で殿堂入りを果たした。

掛布氏の殿堂入りコメンテーターを務めたのは、巨人前監督の原辰徳オーナー付特別顧問(66)。「素晴らしい殿堂入り発表会、受賞会ということで、今年は見事なメンバーあの方がそろったなと。そんな中で、掛布雅之さん、まさにおめでとうございます」と祝福した。

掛布氏の3学年下にあたる原氏。「タテジマのユニホームを着たまさに若虎、掛布雅之、あこがれていました」と学生時代を思い返した。

阪神、巨人とともにライバル球団をけん引し、甲子園で対戦したことも数え切れない。原氏が思い出したのは、聖地のスコアボード。「4番掛布」の下に「4番原」が並んだ。

「同じ位置で掛布、原というのが並んだのも、今日は掛布さんには負けないと、阪神には負けても掛布さんには負けないという意識を持っていました。素晴らしい同志であり先輩」。現役時代さながらの熱量でスピーチし、会場を沸かせた。

「まず甲子園で拍手喝采、一番多く受けた選手だと思います。どこか孤高の天才というか、独特な雰囲気を持たれて、大したことには動じず、威風堂々とプレーされている、そんな姿は大変感銘を受け、あこがれたものです」。最後に「これからなお、同世代として、私自身も頑張っていきたい」と誓い、同志の殿堂入りを祝った。

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