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イチロー氏、野球殿堂入り 今後は「ナメた子どもは叱る」「ナメた大人も叱る」/一問一答


イチロー氏が今年の野球殿堂入りを果たしました。51歳のイチロー氏は、日米通算で4367安打を記録し、有効投票349票中323票を獲得し、投票率92.6%で殿堂入りを果たしました。この達成は、資格1年目での殿堂入りとしては18年の松井秀喜氏、金本知憲氏以来7年ぶりとなります。イチロー氏は日本とアメリカで数々の記録を樹立し、彼の活躍は野球史に輝いています。また、データ偏重の野球に警鐘を鳴らし、日本の野球界が築いてきた価値を大切にする姿勢を示しています。イチロー氏は今後も、高校生や若い世代との交流を大切にし、野球を通じた社会への貢献を目指しています。

イチロー氏(2024年11月撮影)

野球殿堂博物館は16日、今年の殿堂入りメンバーを発表し、日米通算4367安打のイチロー氏(51=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)が選ばれた。有効投票349票中323票を獲得で、投票率は史上6位の92・6%。史上初の満票は逃したが、資格1年目での殿堂入りは18年松井秀喜氏、金本知憲氏以来、7年ぶり7人目となった。米野球殿堂入りの発表は1月21日(日本時間22日)。こちらも初年度の当選が、確実視されている。

イチロー氏は上下濃紺のスーツで通知式に出席。主催者を通して一問一答形式でコメントを発表した。

【一問一答は以下の通り】

-日本と米国で当時の常識を覆し、野球史に輝く活躍や記録を残すことができた原動力は

多くの人が常識だと思っていることを疑い、大事な決断は自らしてきました。第三者の意見ではなく、感性に基づき行動してきたことは大きな要因のひとつだと思います。

-日米でさまざまな記録を打ち立てた。最も印象に残っているプレーや場面は

2018年5月に選手としてプレーできなくなり、そこから練習だけの日々を経て2019年に東京ドームで引退を迎えたことは、人生の大きな支えになると思います。

-いきすぎたデータ偏重に警告を発している。日本の野球界や野球人は何を大切にし、どう行動すべきか

長い時間をかけて築いてきたことには理由があります。一時的な利益のために大切なものを失って欲しくない。大胆な変化には良いこともありますが、気がついた時には手遅れということはよくあることなので、その判断には慎重すぎるくらいのスタンスで。

-日本の野球に足りないところ、アメリカの野球の方が優れている点は

規制の多い日本では、一定世代以下はキャッチボールすら特殊なスキルになってしまった。アメリカでは今も野球は近くにあり、世代を超えて継承されているように見えます。

-男女問わず、高校世代とのつながりを大事にしている。突き動かしているエネルギーの源泉と、高校生と接する際に大事にしていることは

さまざまな場面で「必要なことすら伝えられない」と嘆く先生や指導者たちの声を聞きます。野球を通じて、社会に出てからのきっかけになってくれればという思い。ナメた子どもは叱る。

-今後取り組みたいことは

ナメた大人も叱る。

◆イチロー(本名・鈴木一朗=すずき・いちろう)1973年(昭48)10月22日、愛知県生まれ。愛工大名電高では甲子園に2度出場。91年ドラフト4位でオリックス入団。94年にプロ野球史上初めてシーズン200安打に到達。00年まで7年連続首位打者。00年オフにポスティング制度でマリナーズ移籍。新人で首位打者、盗塁王とMVPに輝いた。04年に大リーグ新記録の262安打を放ち、2度目の首位打者。大リーグでは01~10年に史上初の10年連続200安打。ゴールドグラブ賞、球宴出場各10度。07年オールスターでは史上初のランニング本塁打を放ちMVP。12年7月にトレードでヤンキース移籍。15年にマーリンズ移籍。18年にはマリナーズに復帰し、シーズン途中でフロントに転身。19年3月に選手復帰し、東京ドームでのアスレチックス戦2試合に出て引退。マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターに就任した。現役時代は180センチ、79キロ。右投げ左打ち。

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