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「驚いてはいる」巨人・伊藤優輔、ソフトバンク甲斐拓也の人的補償で移籍決定 阿部監督はエール


ソフトバンクは、FAで移籍した甲斐拓也捕手の人的補償として、巨人の伊藤優輔投手を獲得しました。伊藤は2020年ドラフト4位で巨人に入団し、2021年にトミー・ジョン手術を受けた後、リハビリを経て昨シーズンは主に2軍で活躍しました。阿部慎之助監督は今季の飛躍を期待していた選手の一人で、伊藤の先発起用を考えていましたが、この移籍でソフトバンクでの活躍を期待しています。本人も「巨人での経験を活かし、ソフトバンクで成功したい」と意欲を見せています。伊藤は小山台高から中大を経て社会人野球を経験し、プロ入りした右腕投手で、2軍での成績は29試合3勝0敗、防御率0.90。1軍通算では8試合の登板で防御率1.04を記録しています。

巨人伊藤優輔(2024年8月撮影)

ソフトバンクが巨人にFA移籍した甲斐拓也捕手(32)の人的補償として巨人伊藤優輔投手(28)を獲得することが16日、両球団から発表された。

伊藤は20年ドラフト4位で入団。都立小山台の3年春は21世紀枠で甲子園に出場し、中大に進学。社会人の三菱パワーを経てプロ入りした。

プロ入り後は1年目の21年11月に右肘内側側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受け、育成契約を結び直してリハビリに励んだ。昨季は2軍で29試合に登板し、3勝0敗9セーブ、防御率0・90をマーク。7月に支配下に再昇格を果たし、1軍でも8試合に登板した。

阿部慎之助監督は今オフのトークショーで今季は伊藤を先発挑戦させる意向を示していた。

伊藤は「4年間という短い間ではありましたが、約2年をリハビリに費やし、本当にたくさんの方々に支えられて、去年初めて1軍で投げることができました。今年はさらに飛躍できる年にしようと思っていた矢先の出来事だったので少し驚いてはいるのですが、この4年間のジャイアンツでの経験を糧にしてソフトバンクホークスで活躍し、日本シリーズでジャイアンツと戦えるように頑張っていきたいと思います」とコメント。阿部監督も「昨年支配下に復帰し、今年の飛躍を期待していた選手の一人でした。気持ちが強い投手ですから、新しい環境に移っても力を発揮してくれると思っています。活躍を期待しています」とエールを送った。

◆伊藤優輔(いとう・ゆうすけ)1997年(平9)1月14日、東京都生まれ。小山台で3年春のセンバツ出場。中大では1年春からリーグ戦に登板し、通算8勝13敗。三菱パワーを経て20年ドラフト4位で巨人入団。1軍通算8試合の登板で0勝0敗、防御率1・04。今季推定年俸700万円。178センチ、82キロ。右投げ右打ち。

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