ボディーも球速も“どでかく”いく。ロッテのドラフト4位坂井遼投手(18=関東第一)が15日、新人合同自主トレ第2クール初日に挑んだ。最速151キロ右腕は「目標は高くしたい」と、将来的に最速170キロ到達を目指す。チームにはNPB日本人最速タイ記録を持つ165キロ右腕の佐々木がいる。左脚を高く上げる投球フォームの坂井は「くの字っていうところで、まねさせていただいているところがある」と話した。
場内をどっと沸かせられるような剛速球を投げるために。18歳のボディーは日々成長中だ。昨夏のU18では発熱の影響で体重が68キロまで落ちたが、現在は84キロまでスケールアップ。寮のご飯はサーロインステーキがお気に入り。どのメニューもおいしいため、必要以上の増量はしないよう「しっかりトレーニングしていきたい」と自制も忘れない。
高卒1年目。しばらくブルペン入りの予定はない。「悲しい。結構投げたいタイプなので」と本格的に投げたい気持ちもあるが、「ここをやっていかないと。もう遊びじゃないので」とプロとしての自覚も芽生えている。まずはケガなく、新人合同自主トレを完走する。【佐瀬百合子】