ロッテからポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す佐々木朗希投手(23)がドジャースと最終交渉を行ったことが14日(日本時間15日)、明らかになった。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者、ケン・ローゼンタール記者が伝えた。佐々木は昨年中に複数球団と面談。年明けに再渡米し、これまでにパドレス、ブルージェイズの本拠地を直接訪問したと伝えられており、ド軍を含め3球団に絞られた「争奪戦」は最終段階に入ったものとみられる。
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MLB公式サイトは14日、佐々木朗希の移籍候補とみられる3球団の長所と短所を特集した。
◆ブルージェイズ
(強み)ウォーカー、レイ、菊池雄星らベテラン投手の健康を保って結果につなげた。キャンプ地には最先端のトレーニング施設を持つ。
(弱み)西海岸を好む可能性があること。昨季は地区最下位で、ポストシーズンでは16年以来、シリーズ勝利がない。
◆ドジャース
(強み)投手の潜在能力を最大限に引き出すのが得意。山本で日本人の先発投手がメジャーに適応する方法を知る。6人ローテーションの可能性が高い。6年間で毎年優勝を狙える可能性が高い。
(弱み)昨年、多くの先発投手がけがに苦しんだ。懸念材料となる可能性がある。
◆パドレス
(強み)毎日満員になる球場。球団初のワールドシリーズ優勝という歴史を作れる。WBC日本代表でチームメートだったダルビッシュが在籍し、親しい関係にある。ニーブラ投手コーチの指導、管理を受けられる。
(弱み)オーナー死去で今オフは積極的な補強をしなかった。