原辰徳氏がオリオールズ菅野智之へエール 移籍前に「けち臭いこと言わない方いい」と助言

国際武道大スポーツ戦略論の講義を終えた原辰徳客員教授は報道陣の質問に答える（撮影・浅見桂子）

巨人前監督の原辰徳オーナー付特別顧問（66）が14日、客員教授を務める千葉・勝浦市の国際武道大で講義し、自身のおいでオリオールズに移籍が決まった菅野智之投手（35）にエールを送った。

講義の中で、菅野とドジャース大谷翔平投手（30）と対戦する可能性があることを振られ、移籍が決まる前に菅野から相談を受け、アドバイスを送ったことを明かした。

昨シーズン終了後に、会話した時のことを振り返りながら「もちろん、頑張んなさいと。1つ言ったのはけち臭いことをね、何年で契約してくれなきゃ嫌だとか、そんなことを言わない方がいいと思うよと。まず1年勝負だと。1年勝負の中で自分自身を戦場に送り出して、頑張るってなれば、いいチームが智之を選んでくれるよと言った」と話した。

菅野は昨季、15勝をマークし、リーグ優勝に貢献。シーズン終了後に海外FA権を行使し、オリオールズと1年契約を結んだ。「いい結果を残してもらいたいなと思いますね。頑張ってほしいと思います」と期待した。