J3からJFLに降格したYSCC横浜は12日、MF小島秀仁(32)が現役引退することを発表した。
群馬・前橋育英高時代から注目された司令塔。宇佐美貴史、宮市亮ら優れた選手が多かった1992年組の「プラチナ世代」の1人として、11年に浦和レッズに入団した。なかなか出場機会に恵まれず、徳島へのレンタル移籍を挟んで愛媛へ完全移籍。18年から千葉でプレーし、23年からJ3のYS横浜に所属していた。
小島はクラブを通じて次の通りコメントしている。
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今シーズンをもって、現役を引退することを決意しました。
私のサッカー選手としての大きな夢は達成できませんでした。
ただ14年間プロサッカー選手としてプレーできた時間は、自分にとってかけがえのない時間でした。
この14年間関わったたくさんの方々、そして所属した5チームは一生忘れることのない、そしてこれからはサポーターとして応援していくクラブです。
”夢”への最初のチャンスをくれた日本一のクラブ『浦和レッドダイヤモンズ』
”難しさ”を実感させてもらったクラブ『徳島ヴォルティス』
”幸せ”を再確認させてもらったクラブ『愛媛FC』
”責任”を一番感じたクラブ『ジェフユナイテッド市原・千葉』
”現実”を見せられたクラブ『Y.S.C.C.横浜』
そして5チームで出会ったファン、サポーターの方々
時に厳しい声でぶつかり、苦しい時には支えてくれ、勝利の喜びを一緒に感じ、思い出を一緒に作り感じられたことは、僕の宝物です。
サポーターからの言葉で何度も救われました。本当に感謝しています。
ありがとうございました。