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PL学園・桑田真澄OB会長「残念ながら何も進展がない」硬式野球部OB会懇親会を開催


PL学園硬式野球部のOB会懇親会が、大阪市で行われ、桑田真澄OB会長やその他の著名なOBら計65人が出席した。会の冒頭で桑田会長は、PL学園の現状について説明。生徒数が減少し、中学と高校それぞれ1クラスに縮小している状況を示し、学校の存続が厳しいことを訴えた。また、PL教団との協議も進展がないとし、OBとしてできる唯一のことは野球部の絆を保つことであると述べた。懇親会はOB同士の交流を深める貴重な機会であり、来年も多くのOBが集まることを期待した。

PL学園硬式野球部OB会懇親会の冒頭であいさつを行う桑田OB会長(撮影・古財稜明)

活動休止中のPL学園(大阪)硬式野球部のOB会懇親会が12日、大阪市のホテルで実施された。

桑田真澄OB会長(56=巨人2軍監督)をはじめ、元監督の中村順司氏(78)、宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)、片岡篤史氏(55)、野村弘樹氏(55)、入来祐作氏(52)ら65人が出席した。

懇親会の冒頭で桑田OB会長のあいさつは以下の通り。

◆桑田OB会長あいさつ

「皆さん、新年おめでとうございます。お忙しい中、懇親会に集まっていただきまして本当にありがとうございます。まずはじめに、PL学園の実情についてお話をさせていただきます。昨年もお伝えさせていただいたんですが、PL学園の生徒数が年々減少しています。今、中学、高校1学年1クラスになっています。そして、中学は1クラスで約生徒が11人、高校は1クラスで約14人になっています。PL学園野球部復活を前に学校自体、存続が非常に厳しい状態だということを皆さんにもご理解いただきたいと思っております。PL教団とも継続して話し合いをしておりますが、残念ながら何も進展がないという状況です。そんな状況の中で我々ができることは1つしかありません。それは、PL学園野球部の絆を絶やさないことだと思います。この懇親会も年に1度ですが、我々にとって大切な活動だと考えています。これからも皆さんと昔話をしたり、また時には仕事のつながりを作ってですね、交流を深めていきたいと思っています。来年また1人でも多くのOBの方が集まっていただけるように心から祈念して、私のあいさつにさせていただきます。本日はお集まりいただき本当にありがとうございました」

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