中日から国内FAで日本ハムへ移籍した福谷浩司投手(34)が、12日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。未定とされている自身の起用方について言及した。
慶大から12年ドラフト1位で中日へ入団した右腕は、プロ2年目の14年には中継ぎで72試合に登板。19年から先発転向を目指し、昨季は8試合中4試合で先発登板した。
福谷は「先発をするのか、リリーフをするのか僕も気になっています。ただこれはチーム状況が変わることも踏まえると、現時点で決まらないのは当然」とし、契約の際にも栗山英樹CBO(63)からも「今のところは決まっていない」と伝えられたと明かした。
だが慶大理工学部卒の秀才は「僕から見るとですけど」と、栗山CBOの言葉の意図を推察。「栗山さんたちの中では、これから『福谷を先発かリリーフか決めていこう』というよりかは、もう『福谷はこの役割でプレーしてもらおう』みたいな気持ちがあり、それを意図的に言わなかったというぐらいの感覚を受けました」と語った。
福谷自身は起用方について希望は「全くございません」としている。「先発でもリリーフでも、自分が取り組むことに大きく違いがあるわけでもないので、今のところそこは気にせず。あくまで自分がファイターズでプレーする中で、自分がバッターを圧倒する場面を増やして、チームの勝利、優勝に貢献していく」と、新天地での活躍を誓った。
新庄剛志監督(52)は福谷について8日に「ほんとに見てみて、先発いけそうだとか、中(中継ぎ)だとか抑えとかいうのは、ちょっと見て、話し合いながら決めていきたいと思います。性格っていうのは会って、いろんなコミュニケーションをしてから。福谷君とはいろいろ会話をしながら探っていきたい」と話している。