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【山形】渡辺監督「優勝。昇格。唯一にして最大の我々の目標」昨季J2で4位もPOで岡山に完敗


J2モンテディオ山形の渡辺晋監督は、山形市でのキックオフイベントで今季の決意を表明しました。渡辺監督はJ2優勝とJ1昇格を唯一の目標とし、昨季の悔しさをバネにチーム一丸で戦うことを誓いました。昨季の山形は終盤に9連勝を達成しましたが、J1昇格プレーオフで敗れ、3年連続の敗退を経験しました。今季はより厳しい戦いが予想され、監督と選手たちは全力で臨む決意を新たにしました。新加入選手たちもそれぞれ意気込みを語り、サポーターと団結してJ1昇格を目指します。開幕戦は2月15日に行われ、今季のユニホームも新たに発表されました。

今季の決意をサポーターに伝えるJ2山形・渡辺監督(撮影・浜本神威)

J2モンテディオ山形が11日、山形市のやまぎん県民ホールでキックオフイベントを開催した。渡辺晋監督(51)の決意表明や新加入選手たちの意気込み、トークショーなど盛りだくさん。会場に足を運んだ2000人、イベント配信を見るサポーターとともに、J2優勝、J1昇格へ団結を深めた。

   ◇   ◇   ◇

渡辺監督の目は、来季の頂点を見据えていた。「優勝。昇格。これが唯一にして最大の我々の目標になります。その目標を達成するために我々選手、そしてスタッフは、『微差は大差』の精神のもと、団結して1年間戦い抜くことをお約束します」。

昨季は、シーズン終盤で破竹の9連勝。リーグ戦を4位で終えた。だが、昨年12月1日のJ1昇格プレーオフ(PO)準決勝で5位岡山に0-3で完敗。3年連続のPO敗退と悔しいシーズンとなった。J1から磐田、札幌、鳥栖が降格し、J3からは大宮、今治、富山が昇格し、今季を迎える。厳しい戦いとなることが予想されるが、指揮官は「我々は諦めずに戦い、必ず成し遂げます」。力強く言い切った。

今季の開幕は2月15日、敵地での大宮戦だ。そこからアウェー3連戦となり、ホーム開幕は3月9日の秋田戦となる。イベントの最後には、昨季の主将を務めたMF南秀仁(31)があいさつ。「アウェーの席を、サポーターの皆さんが満席に埋めてくださることを楽しみに、自分たちはキャンプ地でしっかりと努力していきます。僕たちがJ1に昇格するには皆さんの力が必ず必要です。今シーズンも応援よろしくお願いいたします」と共闘を呼びかけた。新たなシーズン、山形が一丸となって、目標に突き進んでいく。【浜本神威】

○…山形が今季のユニホームを発表した。「1stユニホーム」はブルーに白ストライプ。白ストライプは合計12本あり、11人の選手と、12人目としてともに戦うファン・サポーターを表現している。「2ndユニホーム」は白がベース。「1stユニホーム」とは異なり無数のストライプが入っており、たくさんの人たちに支えられていることを表している。

▼MF中村亮太朗(27=J1鹿島から完全移籍) 優勝するために、山形のために自分が持っている力を全力で出し切りたいと思っています。

▼FW堀金峻明(22=関東学院大から加入) 1試合でも多く試合に出て、得点に絡めるように頑張りたいと思います。

▼GK寺門陸(22=J1横浜から完全移籍) J2優勝、J1昇格に向けて、全力を注ぎたいと思います。

▼FW大森真吾(23=J2札幌から期限付き移籍) 今季優勝するために、1日でも早くチームになじみ、勝利に貢献できるよう頑張ります。

▼MF吉尾海夏(26=J1横浜から完全移籍) 強い覚悟を持って山形に来ました。優勝して今年1年、最高の年にしましょう。

▼MF野嶽寛也(24=J3鹿児島から完全移籍) 自分の力を山形のプラスに変えて、J2優勝、J1昇格できるように頑張ります。

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