<全国高校サッカー選手権:流通経大柏1-0東海大相模>◇11日◇準決勝◇国立
準決勝で流通経大柏(千葉)が初出場の東海大相模(神奈川)に勝利し、前橋育英(群馬)の待つ決勝へ駒を進めた。前橋育英は第1試合で東福岡を3-1で撃破。準決勝に続き、ユニホームが「赤×黄黒」の対決に決まった。
決勝PKを決めた流通経大柏の背番号10MF柚木創(3年)は「勝って優勝するんで応援に来てください!」と呼びかけた。
赤いチームカラーで知られる流通経大柏は、準決勝で黄色と黒色の縦縞の東海大相模と戦ったが、前橋育英も同じく黄黒の「タイガー軍団」。両者は世代最高峰の高円宮杯U-18プレミアリーグ東地区で今季2度対戦。前半戦は「赤い龍」が2-0で倒したが、後半戦は虎が同じ2-0のスコアでやり返していた。1勝1敗の五分で迎える決勝で決着をつける。
また、両校の対戦は17年度の決勝と再戦となった。当時は前橋育英が1-0で流通経大柏を破り、念願の初優勝を飾っていた。
流通経大柏は翌18年度も決勝に進出。青森山田に1-3で2年連続の準優勝に涙した借りを返しにいく。決勝は同じ聖地国立で13日午後2時5分キックオフ。虎は7大会ぶり、龍は07年度以来2度目の日本一を狙う。【佐藤成】