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【阪神】「骨盤を立てる」木浪聖也「美姿勢トレ」で打撃力向上へ 運転や食事など日常から改善


阪神タイガースの木浪聖也内野手は、打撃力向上を目指し「美姿勢トレーニング」に取り組んでいます。今オフは自主トレで体の姿勢改善を意識。木浪選手はこれまでの姿勢が悪く骨盤が寝るようになっており、これが打撃に影響を与えていたと生かしています。姿勢を改善することで体重のかかり方も変わり、打撃力アップが期待できます。昨年の打率2割1分4厘からの向上を目指し、背筋を伸ばして立つ姿勢や体幹をしっかり保つことに注力しています。この取り組みで走攻守の全てにプラスの効果を狙い、2月の春季キャンプには準備を整えて臨む構えです。

福を呼ぶ熊手を手に笑顔を見せる木浪(撮影・上田博志)

阪神木浪聖也内野手(30)が「美姿勢トレ」で打撃力の向上を目指す。9日に甲子園室内で自主トレを公開。今オフは1人で調整を重ねる中、意識しているのは「体の姿勢」改善だ。

「姿勢とか骨盤であったりをすごく意識して。今まですごく姿勢が悪かったり、野球に影響があったのかなと思っていたので」

木浪いわく、これまでの姿勢は「骨盤が寝る感じ」。歩き方はもちろん、食事や運転など日常から、姿勢を見直した。「骨盤を立てるとか体幹をしっかり入れておくとか。1つ変えただけでも変わったので。日ごろの意識1つでこれからが変わってくる」。イメージは背筋を伸ばし、地面に対して「スッと立つ感じ」。走攻守の全てにプラスだと考え、改善を図っている。

中でも打力アップには効果が期待できる。一昨年2割6分7厘だった打率は、昨年2割1分4厘まで大きく低下。ゴロアウトが増え、うまく打球を捉えられていないと、契約更改時にも反省材料に挙げていた。姿勢が悪ければかかと体重になるなど、打席内での体重のかかり方も変わる。「(姿勢はそこにも)つながる」と自分を見つめ直した。

技術面でも試行錯誤を続ける自主トレ期間。「いろんなことをやっていく中で、自分に合ったものをキャンプが始まる前に決めていきたい」。この日のティー打撃でもバットを立てて構えるなど、丁寧に感覚を確かめた。2月1日からの春季キャンプにも「結果が全てなので。そのためにできることを100%以上やる」と気合十分。不動の遊撃を目指す。【波部俊之介】

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