全国高校サッカー選手権の準決勝が11日、東京・国立競技場で開催される。今大会3試合15得点1失点と圧倒的な強さで勝ち上がってきた流通経大柏(千葉)は10日、柏市内で最終調整した。
ポゼッションメニューやクロスシュートなどで約1時間みっちり汗を流し、決戦に備えた。就任5季目の榎本雅大監督(46)は「みんなコンディションが良さそうです。自分たちがやってきたことをしっかりやるともう1回徹底することができた」と満足げに振り返った。
上田西(長野)に8-0で大勝した4日の準々決勝から6日の準備期間が与えられた。リカバリーやオフを挟みつつ、仕上げた。「もう言うことないですね。あとはやるだけです」と言葉に自信がにじむ。
準決勝進出は6大会ぶり。新国立になってからは初となる。相手の東海大相模(神奈川)は初出場で4強進出と波に乗るが「自分たちも初出場みたいなものなのだといってやっている」と隙を見せるつもりはない。17大会ぶり頂点へ「楽しみです」と聖地での戦いを心待ちにした。【佐藤成】