スペイン人のリカルド・ロドリゲス監督(50)が就任した柏レイソルが9日、柏市内の練習場で練習を公開した。本格的なトレーニングの初日で、対人を含めたポゼッションの練習など強度の高いメニューで体を動かした。
リカルド・ロドリゲス監督はかつてJ2徳島、浦和レッズを指揮。3季ぶりの日本での指揮で「日本を離れた後、どこかのタイミングで日本で指揮を執りたいと思っていた。レイソルからオファーを受け、私の日本の経験でレイソルが偉大なクラブであることが分かっていた。すぐに決断に至りました」と明かした。
直近2シーズンは、柏は残留争いに巻き込まれた。その中で、指揮官は「どのようなサッカーをするか、明確なプレースタイルを確立することが重要になってくる」と強調し「攻撃的な主導権を握るサッカーがしたい。その明確なスタイルとともに勝ちを目指したい」と掲げた。まずは攻撃的なサッカーの改革に取り組み、中長期的にはタイトル獲得を目指していく。
MFマテウス・サヴィオが移籍し、DF関根大輝は海外移籍のためチームを離脱した。一方でMF仲間隼斗、MF小泉佳穂らが加入。エースFW細谷真大も残留が決まった。同監督は「チーム編成の所では満足している。関根が移籍することになれば残念だが、彼が抜けてもいい編成が出来たと思っている。細谷が残る決断をしてくれたのは私だけでなく、すべての人にとってもうれしいニュース」と述べた。
日本に滞在し、日本の価値観や文化に魅了された。現在のところ、外国人助っ人はDFジエゴだけだ。「日本人選手の学ぶ意欲、吸収しようという姿勢をリスペクトしている。日本人選手の指揮を執ることにとても魅力を感じている。今回も、日本人中心のチーム編成はそこから来ているというのもあります」と説明した。