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【C大阪】森島寛晃社長が4月から会長就任へ「優勝できなかったが、今以上に強い思いを持って」


セレッソ大阪の代表取締役社長である森島寛晃氏は、2024年3月末でCEOを退任し、4月から会長に就任することを発表しました。森島氏は2018年12月に社長に就任し、約6年4カ月の任期を全うしました。新社長には、ヤンマーホールディングス・スポーツビジネス室の室長である日置貴之氏が就任します。日置氏は様々なスポーツビジネスに携わり、2023年からC大阪のアドバイザーを務めていました。森島氏は「トップチーム、アカデミー、女子チームを一体として見させてもらう」と述べ、クラブの円滑な運営と強化を目指す意向を示しました。彼の在任中、リーグ優勝は叶わなかったものの、「今以上に強い思いを持ってクラブへ貢献する」と、クラブへの揺るぎない愛を表明しています。

自身の退任と会長への就任を発表するC大阪森島社長

セレッソ大阪森島寛晃代表取締役社長(52)は9日、自身が3月末で退任し、4月から代表取締役会長に就任することを発表した。現職は18年12月に就任し、約6年4カ月務めたことになる。

新社長はクラブのメインスポンサー、ヤンマーホールディングス・スポーツビジネス室室長の日置貴之氏が就く。23年からC大阪のアドバイザーを務めており、2月1日にクラブの副社長となり、社長に昇格する。これまで日本ハムファイターズ、NFL、NBAなどのビジネスにかかわってきた。

森島社長が指揮を執る「株式会社C大阪」は主にトップチームを運営し、別組織になる「一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブ」は、主に下部組織(アカデミー)やWEリーグに参加する女子チームを運営している。

森島社長は「トップチーム、アカデミー、女子チームもあるので、全体をしっかり見させていただく」と気持ちを引き締めた。2つの組織をまたぎ、より円滑な運営や強化を目指すという。

現役時代からヤンマー、C大阪一筋でJ1通算318試合94得点、ワールドカップ(W杯)2大会に出場した森島社長は、社長在任中にタイトルを獲得できなかった。リーグ戦は19年が5位、20年が4位、21年が12位、22年が5位、23年が9位、クラブ設立30周年だった24年が10位だった。

そのことに触れた森島社長は「優勝はできなかったが、引き続いてC大阪として、みんなでタイトルへ今以上に強い思いを持ってやっていきたい」と、変わらないクラブ愛を示した。

C大阪の会長職は、初代社長だった鬼武健二氏(のちにJリーグチェアマン就任)が就いた例がある。

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