サッカー元日本代表でJ3ツエーゲン金沢のFW豊田陽平(39)が現役を引退することが9日、分かった。クラブが発表した。
地元石川出身の豊田は、星稜高校で本田圭佑の1学年上でプレー。卒業後の04年に名古屋グランパスでプロキャリアをスタートさせた。J2モンテディオ山形、京都サンガF.C.を経由し、10年からサガン鳥栖に加入。185センチの高さを生かし、12年に19得点、翌13年には20得点をマーク。7年連続2桁ゴールを挙げるなどJ屈指のストライカーに成長した。両手を広げるゴールパフォーマンスとともに認知度を広げた。21年に鳥栖を退団し、22年から地元金沢でプレーしていた。昨季は2試合無得点に終わっていた。
代表でも活躍した。U-23(23歳以下)日本代表として08年の北京オリンピックに出場し、1得点。A代表としても8試合の出場経験がある。J1通算301試合で98得点を記録した偉大な点取り屋がスパイクを脱ぐ。