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この先、寒波の影響は一時的か 高温・少雪傾向へ 多雪地は融雪に注意 1か月予報


日本海側は今季最強の寒波で大雪となり除雪が追いつかない地域もある中、気象庁は今後1か月の天気予報を発表しました。1月前半は西日本や沖縄で平年より寒くなるが、寒波の影響は一時的で、北日本や東日本では厳しい寒さが長続きしない見込みです。1月後半には全体的に気温が上がり、特に東・北日本では平年より高くなる予想です。日本海側では雪や雨の日が少なく、晴れる日が増えますが、多雪地帯では融雪により災害に注意が必要です。なお、目先の10日には大雪や猛吹雪が予想されるため、警戒が求められます。

今日9日は今季最強寒波の影響で、日本海側では除雪が追い付かないほどの大雪の所も。そんな中、気象庁はこの先の1か月予報を発表。1月前半は西ほど厳しい寒さとなるが、冬型の気圧配置は長続きせず、北日本や東日本ほど寒気の影響を受けにくい見込み。多雪地帯では融雪に注意。

●今後の寒波の影響は一時的 多雪地は融雪に注意

今日9日は今季最強寒波の影響で、日本海側では除雪が追い付かないほど大雪になっている所があります。そんな中、気象庁はこの先の1か月予報を発表しました。

まず、気温を週別に見てみると、1月前半は沖縄・奄美や西日本ほど、平年に比べて気温が低くなる可能性が高く、厳しい寒さとなるでしょう。東日本は平年並みで1月らしい寒さとなりそうです。北日本は平年より気温が高く、厳しい寒さはあまり長続きしない見込みです。

1月後半以降は、沖縄・奄美の気温は平年並みですが、西日本は平年並みか高く、東・北日本は平年より高いでしょう。1月20日は二十四節気の「大寒」で、暦の上では一年で最も寒い頃とされていますが、今回のような強烈な寒波が長く居座ることはなさそうです。
1月後半も東、北日本を中心に気温は高めとなるでしょう。

●日本海側の雪・雨少なく 日照多い

この先1か月は、冬型の気圧配置が長続きしないため、日本海側は雪や雨の降る日は少なく、平年に比べて晴れる日が多くなりそうです。

1か月の降水量は、太平洋側は平年並みですが、日本海側は北日本で平年より少なく、東、西日本で平年並みか少ない見込みです。日本海側では日照時間が多くなり、雪の降る量は少ないでしょう。

日本海側では、年末年始から度々寒気の影響を受け、東北から山陰、岐阜県の山地では平年を大幅に上回る積雪となっている所があります。この先は日が差して、気温が上昇しやすくなることから、雪どけが一気にすすむ可能性があります。多雪地帯では雪崩や融雪洪水などの災害に十分ご注意ください。

また、太平洋側は平年通りに晴れる日が多い見込みですが、南岸低気圧によって冷たい雨や雪の降りやすいシーズンに入るでしょう。雪や雨が予想される際には、情報に十分し、早めの備えを行ってください。

●日本海側 明日10日にかけて大雪・猛吹雪に警戒

この先の1か月予報では、日本海側の雪は平年に比べて少ない見込みですが、目先の明日10日にかけては大雪や猛吹雪に警戒が必要です。

今日9日は特に、岐阜県の山間部や福島県、新潟県では半日で30センチから40センチの雪が降るなど、短時間で積雪が急増している所があります。明日10日にかけては西日本でも雪が強まり、山陰から東北南部の日本海側を中心に更に1メートルを超える降雪量になる所がある見込みです。

雪が強いだけでなく、沿岸は風も強まり見通しが全くきかない猛吹雪になる所もあるでしょう。
できるだけ雪がおさまるまで安全な場所で過ごしてください。
11日午後には雪の降り方が落ち着きますが、除雪作業はくれぐれも事故のないように行いましょう。

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