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【阪神】村上頌樹、青柳のゲキに応えるメンタリティー獲得へ「投げ勝てる投球を」課題は力み


阪神タイガースの村上頌樹投手(26)は、師匠の青柳からの激励を受けて新たな目標に向かう。自主トレに3年連続で参加し、「チームが優勝するためには相手のエース級に勝てるエースが必要」との言葉を受けて、強い決意を新たにした。昨シーズンはエース格として大苦戦し、防御率は2.58と良好ながら7勝11敗と負け越した。特に苦しんだのは、負けが重なる中での「力み」で、改善のために青柳から教わった「足を着いてから投げる」技術を再確認。投球動作のタイミングを改善し、余分な力を抜くことを目指す。村上は来季の漢字を「勝」とし、開幕投手候補として再び優勝を目指す決意を固めた。

自主トレを終え笑顔を見せる阪神村上(撮影・垰建太)

阪神村上頌樹投手(26)が、師匠のゲキに応える。青柳の静岡自主トレに3年連続で参加。先輩右腕から「チームが優勝するためには(相手の)エース級に勝てるエースがいないといけない。頌樹はそこを目指してほしい」と言葉を受け、決意を新たにした。

「去年はカード頭でなかなか勝てなかった。今年はそういうところを任されたら、やっぱり勝ってチームに貢献したい。投げ勝てる投球だったり、メンタルをしっかり鍛えていきたい」

MVP翌年の昨季は、開幕から主に火曜日の男としてエース格と投げ合ってきたが大苦戦。結果的に防御率2・58ながら7勝11敗と負け越した。最も反省するのは、負けが重なった時の「力み」だった。

「打たれて負け越している時に、力任せになる部分があった。抑えていた時は余裕を持っていたし。負けたくない気持ちが入りすぎて、力が入った」

改善への道筋は明確だ。自主トレ参加初年度から青柳に教わる「足を着いてから投げる」ことを改めて再確認。上半身と下半身の投球動作のタイミングをかみ合わせることで、余計な力を抜く。この日も足を使った内野ノックの送球などで連動の意識を深めた。体の使い方を見直し、課題克服を目指す。

昨季の成績はとても満足できるものではない。25年の抱負に掲げた漢字は「勝」だ。「一番はやっぱり勝ちたい。自分にも、相手に対しても。それでもう1度優勝、日本一をしたい」。

藤川監督から開幕投手の候補としても期待される右腕。静岡から逆襲をスタートさせる。【波部俊之介】

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