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【ソフトバンク】昨年末結婚の東浜巨「活躍して笑顔にさせないと」3年ぶり2ケタへ2つの「光明」


ソフトバンクの投手、東浜巨は、3年ぶりに2ケタ勝利を目指し本格的なトレーニングを再開しました。昨シーズンは3勝のみで、コンディション不良から夏場に復帰できなかった悔しさを胸に、今年こそ結果を出す決意を固めています。沖縄県出身の女性との結婚が彼にさらなる責任感を与え、新年には初めて初日の出を見て新しいシーズンに向けた希望を感じました。先発ローテーションに入り競争が激化する中、投手陣の最年長として自身の存在感を示したいと意気込んでいます。

キャッチボールを行うソフトバンク東浜(撮影・岩下翔太)

ソフトバンク東浜巨投手(34)が、3年ぶりの2ケタ勝利を誓って本格始動した。8日、福岡・筑後市のファーム施設で約4時間、ランニング、キャッチボール、ウエートトレなどでたっぷりと汗を流した。

「今年はやっぱり2ケタ勝利はしたいですね」。雪辱のシーズンに向け早くも気持ちを高めた。昨季は開幕ローテに入ったが、3勝で終わった。春先の好調もコンディション不良で勝負の夏場に復帰できなかった。チームは4年ぶりにリーグ優勝したものの焦燥感が募った。「個人的には悔しさが大きい、過去にない悔しいシーズンだった」と、昨年暮れの契約更改の席では唇をかみしめた。

2つの「光明」をきっかけに先発ローテの中心で存在感を見せるつもりだ。1つは昨年12月25日に同じ沖縄県出身の一般女性と結婚したこと。人生の伴侶を得てさらに責任感も増した。「活躍してさらに笑顔にさせないとですね」と照れくさそうに笑った。

もう1つは元日に見た初日の出。故郷・沖縄で新年を迎え、早朝に10キロランニングに飛び出した。神々しく太平洋と浜比嘉島から上る初日の出に目を奪われたが、足は止めなかった。プロ入りから毎年恒例の元日ランニングだが、初日の出を見たのは今年が初めてだった。「雲もなくて、きれいな初日の出でした。(初日の出に)お願いごとはしませんでしたよ。でも、ここ数年は僕に雲がかかっていたような状態だったんで、今年はきれいな晴れになるといいですね」。福岡に戻っても初体験の輝きはしっかり目に焼き付いている。

先発陣は有原、モイネロ、スチュワートの3人が確定。残り枠を新加入の上沢、上茶谷らを含めたメンバーで争うことになる。競争激化は承知している。和田の引退で又吉とともに投手陣最年長となった背番号16は、今年を黎明(れいめい)のシーズンとするつもりだ。【佐竹英治】

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