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レアルFWビニシウスがスペインリーグ2試合出場停止処分に スーパー杯マジョルカ戦は出場可能


レアル・マドリードのビニシウスは、バレンシア戦でのレッドカードにより、2試合の出場停止となりました。試合は悪天候で延期され、ビニシウスは試合中にホームサポーターからの激しいブーイングを受けていました。後半34分にバレンシアのGKディミトリエフスキを押したことで退場処分を受け、スペイン・サッカー連盟は、クラブに700ユーロ、本人に600ユーロの罰金も科しました。この処分のため、ビニシウスはラス・パルマス戦とバリャドリード戦には出場できませんが、スーパーカップ準決勝には影響しません。レアル・マドリードはこの決定に反発し、抗議する方針です。

バレンシア戦で退場となったビニシウス(ロイター)

スペイン・サッカー連盟は7日、レアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウス(24)に2試合の出場停止処分を下したと発表した。

Rマドリードは3日に行われたスペインリーグ第12節でバレンシアと対戦。この試合は11月3日に開催予定だったが、バレンシア東部を襲った暴風雨による大洪水の影響により、延期されていた。

ビニシウスは、以前から問題のあった試合に先発出場。最初からボールを持つたびにスタンドから激しいブーイングを受ける中、後半34分にバレンシアGKディミトリエフスキの頭部を押した行為によって、レッドカードを出されていた。

その後、スペイン連盟の競技委員会により2試合の出場停止処分が下り、クラブには700ユーロ(約11万2000円)の、本人には600ユーロ(9万6000円)の罰金が科された。

これにより、ビニシウスは19日のラス・パルマス戦と25日のバリャドリード戦の2試合に出場できなくなった。一方で9日にマジョルカと対戦するスペイン・スーパーカップ準決勝の参加には影響しない。

ただしRマドリードは、ビニシウスが手を出す前にディミトリエフスキの挑発があったことを競技委員会が考慮しなかったとして、処分撤回を求めて訴えを起こす予定、だともスペイン紙マルカは伝えている。

Rマドリードはビニシウスが退場になる直前、会場で重大な人種差別的侮辱があったことが審判報告書に記されていないことも指摘していたという。(高橋智行通信員)

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