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【阪神】ドラ1伊原陵人、いきなり同期ビビらせた!高卒ドラ2今朝丸「見たことのないボール」


阪神ドラフト1位の伊原陵人投手(24)が、鳴尾浜で新人選手たちと共に自主練習を開始しました。彼の力強いキャッチボールは、同じく新人の今朝丸を驚かせ、刺激を与えるものでした。伊原は、高校で甲子園出場、大学では指名漏れを経験し、社会人野球を経てプロ入りした即戦力左腕であり、その経験から年長者としての貫禄を見せつけています。自主トレでは体力作りに励む一方で、無理にピークを持っていかずに体調を整える計画を立てていると述べました。プロ仕様の体を目指して、伊原は持続可能な調整方法に自信を持ち、プロの世界に適応しようと意気込んでいます。

自主トレでキャッチボールする阪神伊原(撮影・白石智彦)

阪神ドラフト1位の伊原陵人投手(24=NTT西日本)が、いきなり高卒右腕をビビらせた。入寮翌日の7日、鳴尾浜で新人選手9人そろって自主練習を実施。キャッチボールで伊原と初めてペアを組んだドラフト2位今朝丸は、驚きをそのまま表現した。

今朝丸 すごく回転がきれい。見たことのないボールが受けられた。刺激をもらっていいキャッチボールになりました。

高校では甲子園出場、大学時代は指名漏れも経験した伊原。酸いも甘いも経験した24歳の即戦力左腕。力強い1球1球に、年長者のすごみがこもった。

8日からは新人合同自主トレがスタートする。例年通りなら、藤川監督も視察に訪れる予定。ルーキーにとって格好のアピールの場になるが、伊原は冷静だ。

伊原 もちろんアピールは大事になると思うけど、飛ばし過ぎても(ダメ)、というところは言われている。やるべきことをしっかりやればいいかなと思っています。

キャンプインで無理に状態のピークを持っていかず、体を仕上げるイメージだ。とはいえ、この日もポール間走6本にショートダッシュなどを黙々とこなすなど甘えはない。「NTTはもっと走っています」と笑顔で胸を張った。

143試合を戦うプロ野球。社会人時代との違いはあるが、伊原は自身の調整法を確立している。「こういう感じでいけば1年キープしやすいというのは去年1年間で分かった。継続して、新しく取り入れる部分を融合させていければ」。トレーナーとも話し合いながら、プロ仕様の体を作り上げていく。

大学時代に試合経験はあるが、ホーム球場としては初使用となった鳴尾浜。「また少し気持ちも違う。このグラウンド全部を使って、自分をレベルアップさせたい」。新たな2軍施設移転直前、計画的な追い込みで状態を高める。【波部俊之介】

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