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榊原コミッショナー「ルールで何とかしていく方法があるかも」投高打低の傾向に問題意識


プロ野球の榊原定征コミッショナーは、投手が優勢で打者が苦戦する「投高打低」の現象に対して問題意識を示した。さらに、新年の抱負としてこの状況を打開する可能性について言及した。榊原氏は、具体的な議論はまだ行っていないが、多くの関係者も何らかの対策を模索していると述べた。韓国プロ野球で導入された自動ボール判定システム(ABS)が打率向上を助けた事例に触れ、日本でも同様のルール改正が必要かもしれないと示唆した。

NPB榊原定征コミッショナー(2024年11月26日撮影)

プロ野球の榊原定征コミッショナー(81)が6日、プロ野球で続く「投高打低」の傾向に問題意識を示した。

日本野球機構(NPB)の仕事始めにあたり、報道陣に新年の抱負などを語った。

昨季は両リーグで打率3割が3人のみとなるなど、近年は投高打低が顕著となっている。メジャーではベース拡大や極端なシフト禁止など、打者に有利なルール改正も行われている。日本でも同じような手段を執る可能性を問われた榊原コミッショナーは「まだ具体的な議論をしているわけではないですけど、多くの方はなんとかせんといかんなと思っている」と問題意識を口にした。

その上で、韓国プロ野球では昨季から導入されたABS(自動ボール判定システム)により、打者の打率が上がったことを紹介。「今、(ABSの日本での導入を)議論しているわけではないんですけどね。そんなことでルール上で何とかしていくという方法があるのかもしれませんね。まあ、これからですけどね。具体的な議論をしているわけではないですけど」と話した。

最後に「見る立場からすると、打撃活発なゲームの方が面白いよね」と私見も述べた。

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