ヘビのように脱皮して、飛躍するぞ。阪神に今季在籍する巳(み)年生まれは世代別ダントツの11選手。全員24歳を迎える年で、ブレークの期待がかかるメンバーがそろう。育成2年目の福島圭音(けいん)外野手(23)は、激しい支配下昇格レースの本命に挙がっていることが判明。19年ドラフト1位入団で逆襲を誓う西純矢投手(23)らも年男の誓いを立てた。
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野手の巳年生まれの代表格は井上広大外野手(23)だ。19年ドラフト2位で、5年目の昨季は最多23試合でプロ初本塁打を含む3本塁打。ノーステップ打法に取り組むなど試行錯誤を実らせた。今季は勝負の年と位置付け、左翼争いで前川に挑む格好だ。「新たなことも取り入れて、もっと進化できればと思っています」と、2桁本塁打を目標を掲げる。
◆阪神の巳男メモ 阪神の01年巳年生まれは木下、西純、及川、富田、石黒、津田、工藤、藤田、井上、川崎、福島と11人おり、今季チーム最多の勢力を誇る。このうちドラフト3位の木下は、1月生まれのため1学年上。西純らと同学年になる02年の1~4月1日生まれは下村、椎葉、佐野の3人。学年単位では13人の大所帯になる。36歳、48歳になる選手はいない。