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【高校サッカー】矢板中央、開始早々のPKを決めきれず 引いて守る「黄色い壁」の上田西に屈し涙


全国高校サッカー選手権3回戦で、矢板中央(栃木)は上田西(長野)に0-2で敗北し、16強で大会から姿を消しました。試合開始早々の前半1分、矢板中央はPKを得ましたが、上田西のGK牧野長太朗にセーブされました。その後、前半12分と後半16分に失点し、今大会初の複数失点を喫しました。シュート数では矢板中央が相手を圧倒するも、上田西の守備的な態勢を崩しきれませんでした。矢板中央の高橋健二監督は「開始早々のPKを決めていれば試合展開は変わっていた」と悔やみ、「守備的なチームを崩す力の不足が今後の課題」と話しました。

矢板中央対上田西 3回戦を突破し勝利のダンスを披露する上田西イレブン(撮影・小沢裕)

<全国高校サッカー選手権:矢板中央0-2上田西>◇3回戦◇2日◇フクアリ

矢板中央(栃木)が上田西(長野)に敗れ、16強で力尽きた。

矢板中央は前半1分、155センチのFW堀内鳳希(3年)が倒されてPKを獲得。だが、MF渡部嶺斗(3年)が上田西のGK牧野長太朗(3年)にストップされた。

前半12分に失点し、後半16分にもロングスローから失点。「赤い壁」が今大会初めて複数失点を喫した。シュート数は矢板中央が17本、上田西が9本。圧倒的に攻め込んだが、引いて守る上田西を崩すことが出来なかった。

高橋健二監督は「開始早々のPKを決めていればうちの流れになった。あそこがターニングポイントかな」と肩を落とした。今大会は優勝経験のある岡山学芸館、プレミアリーグ・サウサンプトンに内定したFW高岡伶颯を擁する日章学園と強豪と戦い競り勝ってきた。強度も含め、心身ともに疲弊していたのも事実だ。

今大会は攻撃的3バックで臨むも、上田西の「黄色の壁」に屈し、高橋監督は「本当に守備的なチームをまだ崩しきれてない。課題ですね」と話した。【岩田千代巳】

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