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【中日】昨季0勝甲子園攻略はポジティブ思考で 現役時9回同点弾の井上監督が「快感」のススメ


中日ドラゴンズの新監督である井上一樹氏は、昨季甲子園での不振を打破するため、ナインにポジティブ思考を広めることを明かしました。中日は昨季、甲子園で阪神に0勝10敗1分けと敗戦を重ね、29年ぶりに敵地で未勝利という屈辱を味わいました。井上監督は、ポジティブ思考を持つことの重要性を強調し、過去に自身が甲子園で放った同点本塁打のエピソードを引き合いに出し、攻める姿勢を称賛しています。今季のチームスローガン「どらポジ」を掲げ、逆境でもポジティブな視点で挑むことを選手たちに求めています。井上監督の目標は、甲子園での勝利を収め、チームの名誉を回復することです。

阪神対中日15回戦 9回表2死、井上一樹は中越えに同点ソロ本塁打を放つ。投手は藤川球児(2006年8月30日撮影)

中日井上一樹新監督(53)が鬼門甲子園攻略へナインへポジティブ思考注入を明かした。中日は昨季、3年連続最下位に沈み、特に甲子園では阪神に0勝10敗1分け。29年ぶりに敵地未勝利の屈辱を浴びた。

「チームスローガンじゃないけど、もっとポジティブに考えなさいよっていうところを植えつけていきます」。

06年8月30日阪神戦(甲子園)、2-3の9回2死走者なしで代打出場。絶対守護神藤川(現阪神監督)にカウント1-2まで追い込まれたが、スタンドからの「あと1球」コールの中で6球目を右中間スタンドに運び、歓声を悲鳴に変えた。「ホームラン打った時のあの5万人のため息が快感だった。あん時のざわつき、もうゾクゾクとしたね。守備ついた時に、フェンス際でおばさんに『おい、井上! お前、あんなとこで何打っとんねん。空気、読まんかい』って言われて。なんか逆に爪痕を残したっていう感覚になれた」。

自ら考案したチームの今季スローガンは「どらポジ」。敵地での罵声、誹謗を受けるのは、最高の結果を残したからと説いた。「爪跡残したと考えれれば、ポジティブにいける」。井上流思考で、鬼門打破への自信をのぞかせた。【伊東大介】

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