<全国高校サッカー選手権:帝京5-0金沢学院大付>◇31日◇2回戦◇U等々力
15大会ぶり出場の帝京(東京B)が金沢学院大付(石川)を5-0で破り、3回戦に進んだ。選手権での2勝は8強入りした02年度以来、22年ぶりとなった。
序盤から伝統のカナリア軍団が躍動した。前半7分、相手のパスミスを見逃さなかったMF堀江真広(3年)が右足を一閃(いっせん)。ブレ球の強烈なミドルで先制した。
手を緩めない帝京は、前線からの激しいプレスで効果的に攻撃を仕掛ける。同19分には左サイドでボールを奪い、堀江のクロスにエースFW森田晃(3年)が倒れ込みながら左足で決めてリードを広げた。
後半も勢いは落ちない。同5分に右サイドを崩すと、最後は堀江が押し込んでこの日2点目マーク。同32分には、開幕戦で決勝点を奪った途中出場のFW宮本周征(2年)がペナルティーエリア外から内巻きのシュートをゴール右に決めた。試合終了間際には、途中出場のMF杉岡侑樹(2年)がチーム5点目を奪って試合を決定づけた。
戦後最多を更新する7度目の日本一へ、大量得点で着実に歩みを進めた。