スペイン1部レアル・マドリードがアウェーゲームの開始時間に嫌気が指しているとスペイン紙アスが24日に報じた。
Rマドリードは今季ここまで、アタランタと対戦した8月の欧州スーパーカップを皮切りにアウェー(中立地含む)で公式戦14試合を戦っているが、そのうち12試合が午後9時以降に行われている。
これまで、その時間よりも早く開催されたのは、スペインリーグ第14節レガネス戦(午後6時30分)とインターコンチネンタルカップ決勝パチューカ戦(午後8時)のみ。クラブ内部の人間は「我々はアウェーゲームを戦うたびに、帰宅するのが運が良くても深夜3時になっている…。そして翌日は練習を行う。ただでさえこんなにも試合が多いと休養を取るのが難しいのに、このようなスケジュールだとどうなるか想像してほしい」と不満を述べた。
さらに続けて、「我々にとってこれは普通の状況になりつつあるが、普通のことではない」と異常な状況であることを強く訴えた。アス紙は夜遅い時間に試合を戦った後、深夜にマドリードに戻ってくることにより、選手たちが満足いく睡眠を取れていないことを指摘している。
だが、この状況は年明けも変わらない。25年初戦となる1月3日のスペインリーグ第12節バレンシア戦も午後9時開始で行われる予定だ。(高橋智行通信員)