<ザ・ラストゲーム:EAST HOPES5-5WEST DREAMS>◇24日◇バンテリンドーム
元巨人の高木京介氏(35)が、現役時代と変わらぬ安定した投球を見せた。
WEST DREAMSの4番手として4-3の6回から登板。2イニングを無失点に封じ、現役時代をほうふつとさせる投球を披露した。登板を終えると「1週間前まで肩を痛めてて、ちゃんと投げられるか不安だったんですけど。ファンや家族、関係者に投げる姿を見せられて良かったです。第2の人生、また頑張ろうっていう気持ちになりました」と話した。
中継ぎとして通算247試合に登板し、昨季限りで現役引退。緊迫した場面でのマウンドも多く経験した。「1軍のマウンドは特別ですね。何ものにも替えられない独特の緊張感というか、抑えたときの高揚感もすごいし、打たれたときの『うわ~』っていう感じは、1軍でしか味わえない」と現役生活を振り返った。
今季から巨人の打撃投手を務め、裏方としてリーグ優勝に貢献。「最初は大変でしたけど、途中からコツをつかんで投げられるようになった」と新たな立場での1年を語ると、愛娘が「パパ、パパ~」と抱っこをおねだり。左腕はしっかりとわが子を抱きかかえ、グラウンドで家族と時間を共にした。