ソフトバンクから巨人にFA移籍した甲斐拓也捕手(32)が23日、大分・別府市内で行われた「MURE Beppu プレミアムトークイベント」に参加した。17日に移籍が発表されてから公の場に姿を見せるのは初めて。改めてソフトバンクへの惜別の思いと新天地になる巨人での覚悟を語った。
移籍を決断した一番の理由は「自分がどれだけ成長して上にいけるのか、自分自身も見てみたい。今後の野球のことを考えてもそうですし、いろんな勉強というか、野球をもっと知りたいなっていう思いがあった」と激白。ソフトバンクは育成からはい上がった思い入れの強い球団だけに「そこを離れるのはどうかなっていう風に思ったんですけど」と恩義を持ちながら「一番は野球選手として成長するためには覚悟を持って挑戦したいと思いました」と語った。
新天地になる巨人では「相当な覚悟がいると思います」と表情を締めた。「生半可な感じではだめ。ジャイアンツも(ホークスと)一緒ですが、勝たないといけない球団だと思う。責任感や覚悟は必ず必要になってくる。あまりワクワクというのは本当になくて。(移籍を)決めた今でも相当な覚悟がいることだなと思っています」と並々ならぬ思いを語った。