<プレミアリーグ:フラム0-0サウサンプトン>◇22日◇第17節◇クレイブン・コテージ
サウサンプトンのDF菅原由勢(24)はアウェーのフラム戦で4試合ぶりにリーグ戦で先発し、右ウイングバックの位置で後半35分までプレーした。GKラムズデールの好守もあってチームの守備はまずまず安定。0-0で引き分け、今季2度目の無失点で勝ち点1を獲得した。
2部から昇格したチームは前節まで1勝2分け13敗で最下位に低迷し、15日にマーティン監督が解任された。U-21チームのラスク監督が暫定的に指揮を執ったが、この日の試合前日にクロアチア出身のユリッチ監督の就任が発表された。新監督がスタンドから見守る中、指の骨折から復帰した守護神が数多くの好セーブを見せた。
特注のキーパーグローブをはめてプレーし、前半3分にゴール枠内への相手のシュート性をクロスを指先でセーブ。後半22分には相手の至近距離からのシュートを素晴らしい反射神経ではじき出した。今季、ホームで無得点がなかったフラムを相手にクリーンシートを達成した。
ラスク暫定監督は「チームの安定感を高め、(攻撃と守備の)バランスを取りたかった。ここ(フラムのホーム)で無得点に抑えた今季初のチームになった。それをうれしく思う。選手たちがさらに成長し、前進するきっかけになる」と語った。次節26日のホームでのウェストハム戦からユリッチ新監督が指揮を執る予定となっている。