阪神岩崎優投手は来季防御率1点台の誓いを立てた。22、23年と2年連続で1点台をキープも、今季は防御率2・20。「2点(台)にいくと打たれてるみたいに言われるので。1点台、分かりやすく。そこはいきたいと思います」と意気込んだ。
来季はプロ12年目。ブルペンでは最年長だが、若手に負けるつもりはない。今季は岩崎の発案で登板数など各項目を競い、ゲーム性を取り入れて高め合った。「ただ抑えるじゃなくて被打率とか四球率とか奪三振率とか。そういうのもやっていけば、質のいい登板がみんな増えていく」。今季の勝者は富田で、ご褒美は「なかなかいい値段がするバッグ」だった。来季は「もちろん」全項目でナンバーワンを目指すつもりだ。
この日は球団OB能見篤史氏がゲスト登場。尊敬する先輩から「あれだけ年数を重ねて安定して試合数も登板できるのは、限られた人間しかいない。まねはできない。それだけの境地で今やってる選手」と称賛され、岩崎は「自分が数字を出さないと、言ってることにも重さが出てこない」と気を引き締め直した。若手の手本であり続ける。