炎舞炊きから世界一ロードが始まる!? 日本ハム万波中正外野手(24)が22日、あと1年3カ月後に迫る26年WBC出場へ意欲を見せた。旭川で浅間とともに参加したトークショー前に取材応対。今秋は左肩痛で辞退した侍ジャパン復帰へ大事なのは日々の鍛錬、結果の積み重ねと強調。そのために今オフは食から見直す予定だが、自炊生活に欠かせない炊飯器だけ未調達。まずは高級炊飯ジャーに狙いを定め、大舞台で舞える準備を進める。
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万波は「出たいっすね」と即答した。26年3月に予定される第6回WBC。出場すれば、もちろん初出場。連覇を目指す侍ジャパン入りへ向けて来季の結果は重要だが、意識し過ぎないのが万波の流儀だ。
万波 ちゃんとやることをやって結果が出せるような準備をしたい。持続的にガッと(WBCへの気持ちが)入ってやるというのは、そう長く続かないと思う。やることをしっかりやって、自分がもっとうまくなれるような練習を積み重ねた結果、いい結果になればいいかなと思います。
いい準備をするために、今オフも多角的にレベルアップに努める。その1つが食生活。まずは自分の体に合わない食材をあぶり出すため、遺伝子検査を行っている最中だ。
万波 今、(キットを)送っていて検査中です。先週ぐらいに送ったので、(結果が出るのは)そう遠くないと思います。その結果待ちをしてから、ボチボチ自炊を始めたいです。
現在はヘルシーな食事に努め、腸内改善もできているという。日々のトレーニングに加えて、検査結果を踏まえた自らつくる食事で完璧な肉体を維持できれば、いい結果もたぐり寄せられるはず。だが、検査結果が来るまでにそろえなければいけないものがある。
万波 調理器具は一応…あとは炊飯器だけですね。肝心なところが…なかなか買い物に行く時間がなくて。(欲しいのは)「炎舞炊き」。それしか知らないですけど、フワッと炊けるらしいです。
象印製の高級炊飯ジャーをゲットできれば、自炊準備も完了。世界の舞台で舞える準備を日々の生活から整えていく。【木下大輔】
○…浅間がキラーワードでファンの心をわしづかみにした。万波とともに旭川でトークショーに参加。浅間を1年目から応援し続ける女性ファンから「ケガだけはしないでください」と言われると「もう泣かせません」とカッコよく言って会場を沸かせた。来季は「2年連続でキャンプでつまずいている(故障離脱している)ので、しっかり開幕からいいスタートが切れるようにしたい」と決意を示した。