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【阪神】近本光司理事、経験の場を提供するプロジェクトで芦屋市と連携「次の世代につむぐ」


阪神タイガースの近本光司外野手が理事を務める一般社団法人「LINK UP」とセンス・トラスト株式会社が芦屋市教育委員会と連携協定を結び、子どもたちに自主的な学びの機会を提供するプログラムを展開することが決まりました。締結式では、近本が子どもたちへの恩返しとしてこのプログラムを実行する意義を語りました。活動には多分野の専門家を講師として招いたり、大学生の協力を得て継続的なフォローを行う計画も含まれています。この取り組みは、来年度から芦屋市内の中学生を対象に開始される予定です。

芦屋市教育委員と一般社団法人LINK UP、センス・トラスト株式会社の連携協定締結式に出席した阪神近本(撮影・藤尾明華)

阪神近本光司外野手(30)が理事を務める一般社団法人「LINK UP」とセンス・トラスト株式会社が兵庫県の芦屋市教育委員会と連携協定を結ぶことが決まり、21日に芦屋市役所で締結式が行われた。近本や芦屋市の高島崚輔市長(27)らも出席した。

中学生に、本物に触れる経験や探究の機会を提供することにより、主体的に考える力、問題を解決する力、コミュニケーション能力および表現力などの工場に資することが目的。

LINK UPは企画、運営や人材の確保などで協力する。概要は来年1月に発表予定。同市立中学の新1年生、新2年生を対象に同4月スタートを予定している。

締結式で近本は「子どもの時にしてもらった経験を、今度は今の子どもたちに返すためにどうしたらいいのか。いただいたものを次の世代につむいでいきたいと思っていた。こういう形で芦屋市と協力しながら今の子どもたちにできることを僕たちも一緒に学んでいけたら」と話した。

当初はスポーツに限らず多様な分野の専門家を講師として招くなどの活動を想定する。さらに、単発の経験で終わらせないように、大学生の手も借りながら継続的にフォローしていくプランも披露された。

近本は兵庫県淡路島の出身。全国の離島支援を主な目的として、今年「LINK UP」を立ち上げた。故郷の淡路市在住者を甲子園に招待したり、淡路島や自主トレ地・沖永良部島の子どもを対象にスポーツ教室を開催。23年には社会貢献活動やファンサービスに取り組む選手を表彰する球団制定「若林忠志賞」を受賞している。

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