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東大が練習おさめ 元ロッテ渡辺俊介氏の長男、今季1勝のエース向輝が第2先発に推す後輩とは


東京6大学リーグに参加する東京大学野球部は、東大野球場で年内最後の練習を行い、今季の活動を締めくくった。今年は慶應義塾大学と法政大学から勝利を収め、久しぶりに2勝を記録したが、勝ち点獲得には至らなかった。エースの渡辺向輝投手は「強くなるステップに進んでいる」と手ごたえを感じている。来季は、抜けた主戦投手の補完として、渡辺に続く新たな投手の台頭が期待されている。将来有望な2年生後輩の成長に目を向ける先輩の姿が印象的だ。渡辺は実家でのトレーニングを予定し、新しいスローガン「逆襲」のもと、赤門旋風を起こす決意を固めている。

東京・文京区の東大野球場で練習おさめを行った東大・渡辺(撮影・佐瀬百合子)

東京6大学リーグの東大は20日、東京・文京区の東大野球場で年内の練習を終えた。元ロッテの渡辺俊介氏(48)を父に持ち、今秋法大から1勝を挙げたエース渡辺向輝投手(3年=海城)は「東大野球部が強くなるステップアップの段階にきたのかな」と手ごたえを語った。

チームは今季、慶大と法大から白星を挙げ、17年秋以来となるシーズン2勝をマーク。だが、勝ち点獲得まであと1歩の展開が続いている。慶大戦で完投勝利を挙げた鈴木太陽投手(4年=国立)ら主戦投手が抜け、渡辺に続く投手陣の台頭がカギとなる。

一押しの後輩は「前田(理玖)とか。まだ全然リーグ戦投げてないんですけど、垣田(聖弥)とか、来年結構期待なのかなって」。いずれも2年生で「そんなに負担はかけられないですけどね」と優しい先輩の一面も見せた。

久しぶりに実家へ帰省する。飛躍のシーズンとなった今年は、例年以上に胸を張って帰ることができる。「こっからは実家の近くの公園で練習しようかな」。

25年のチームスローガンは「逆襲」。頼もしき下手投げ右腕を筆頭に、「赤門旋風」を巻き起こす。

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