川崎フロンターレは20日、今季限りで現役引退した元日本代表MF稲本潤一氏(45)が、育成部コーチに就任することを発表した。担当カテゴリーは未定。
稲本氏は、ガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせた稲本氏は、アーセナルやフラムなどのイングランドプレミアリーグ、トルコやドイツ、フランスでも活躍し、10~14年には川崎Fでプレーした。今季は関東1部の南葛SCで選手兼任コーチをするなど、現役のうちに指導者になる準備を進めていた。
すでにB級コーチライセンスを取得している。クラブを通じて「またクラブに貢献できる機会をいただけたことを大変うれしく思います。これまでのプロキャリアで培った経験を生かし、選手たちとしっかり向き合いながら指導に取り組んでいきます」などとコメントした。
日本代表としても2得点を挙げた02年ワールドカップ(W杯)日韓大会からW杯3大会連続出場を果たすなど、輝かしい経歴を誇る。日本トップクラスの経験を指導者として次世代に惜しみなく伝えていく。
以下コメント全文
このたび、川崎フロンターレの育成部コーチに就任することになりました。フロンターレは、2010年にJリーグに復帰した際に大変お世話になったクラブであり、こうしてまたクラブに貢献できる機会をいただけたことを大変うれしく思います。
私自身、ユース時代にプロデビューを果たしましたが、近年では年齢に関係なく、才能ある選手たちが早い段階でプロの舞台で活躍できる環境が整ってきています。私も指導者として、彼らがプロとして通用するスキルを磨き、将来日本を代表する選手へと成長していけるよう全力でサポートしていきたいと思います。
これまでのプロキャリアで培った経験を生かし、選手たちとしっかり向き合いながら指導に取り組んでいきます。指導者としてはまだ1年目であり、これは私自身にとっても新たなキャリアのスタートです。アカデミーの選手たちと共に成長しながら、日々努力していきたいと考えています。
最後になりますが、フロンターレを支えてくださるスポンサーの皆さま、そしてアカデミーの選手たちを日々サポートしてくださる保護者の皆さまにも、心より感謝申し上げます。この年代は『自主自立』が求められる時期でもありますが、選手自身とその周囲を支える方々への感謝を忘れず、指導に臨んでいきます!