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【DeNA】南場智子オーナーが渡辺主筆を悼む「お部屋で歌を歌って下さった日の光景が」


DeNAの南場智子オーナーが読売新聞の渡辺恒雄主筆の死去に対し、深い哀悼の意を表しました。彼女は2011年にDeNAの球団買収を目指して渡辺氏と初めて会った際の思い出を振り返り、渡辺氏の人間的魅力と教養の深さに感銘を受けたと述べました。さらに、戦後の日本の政治史についての知識を渡辺氏から学んだことを感謝し、彼との会話の中で常に自分の意見を求められたことを称賛しました。最後に、渡辺氏との対話が今後できないことを寂しく思い、彼への感謝の言葉を綴りました。

DeNA南場オーナー

DeNA南場智子オーナー(62)が19日、読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏の死去を受けてコメントを発表した。「渡辺恒雄主筆の訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。突然のことで私自身気持ちの整理ができておりませんが、深い悲しみとこれまでのご指導への心からの感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」と切り出すと、かつての思い出を赤裸々に明かした。

南場オーナーは球団買収を目指していた11年、渡辺主筆の元を訪れて言葉を交わし、教養の深さと人間としての魅力にひかれた。買収にも軟化の姿勢を示されたことも。「主筆と初めて1対1でお会いしたのは2011年、DeNAの球界参入決定前でした。野球にとどまらないさまざまな話題に会話が広がり、最初は緊張でコチコチだった私も、お部屋を出る時には主筆にすっかり魅了されていました」と振り返った。

続けて「それ以降定期的にお会いし、戦後の日本の政治史などについてさまざまなご教示をいただきました。お話はいつも具体的で引き込まれましたが、ご自身で見聞きしたこととちまたの情報を決して混同なさらないご姿勢、そしていつも私自身の意見も述べるように促してくださるご配慮に感動し、多くの学びを得ました。お部屋で歌を歌ってくださった日の光景が今何度も私の頭の中でリプレーされています」と具体的な記憶を思い返した。

結びに「もう主筆とお話できないことがとても、とても寂しく、受け入れがたく感じます。これまでの全てに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。安らかにお眠りください」とコメントした。

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