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ドラフト指名漏れの最速150キロ右腕・紋別の池田悠真が漁師に「小さいころからの夢」


紋別高校で150キロの速球を誇る池田悠真投手は、プロ野球での指名漏れを機に漁師としての道を選んだ。池田は実家が漁業を営む中、幼少期より漁師に憧れを抱いていた。漁業組合への就職が決まり、来年3月1日の卒業翌日にはホタテ漁のためオホーツク海に出航する予定である。幼いころから漁師を夢見ていた池田は、野球を続けつつも"人に感謝し、気を使える漁師"を目指す。彼の決断は野球で自信を持てないことが要因で、地元の軟式チームで野球を続けながらも、本来の夢に進むことを選んだ。

6月の北見地区予選の北見工戦で力投する紋別・池田

紋別(北海道)の最速150キロ右腕・池田悠真投手(3年)が漁師になる。北海道大会出場経験はないが、昨秋に外野手から投手に転向し開花。粗削りながら最後の夏は北見地区代表決定戦まで進み、プロ2球団から調査書が届いたが、指名漏れした。実家は漁師。雄武漁業協同組合に就職内定し、来年3月1日の卒業式翌日から、ホタテ漁師として、オホーツク海に向けて出港する。「人に感謝をして、人に気を使える漁師になりたい」と、次の目標を掲げた。

指名のなかったドラフト後、中学生の時以来2年半ぶりに乗った伯父・卓也さん(41)の辨天丸(べんてんまる)の上で、初心に返った。「小さいころからの夢。船に乗っている漁師の姿を見て『かっこいいな』『漁師になりたいな』と思っていました」。仕掛けにかかったタコを、海中から約70杯分引き揚げていくうちに、昔の自分の思いを取り戻した。

「大学や社会人も考えましたし、想像もしましたが、自分の中で、その先(プロ)が見えなかったというのが本心。自信がない状態で野球を続けてもダメだなと思いました」。地元の軟式チームで野球は続けながら、本来の夢へ突き進む。

◆池田悠真(いけだ・はるま)2006年(平18)11月13日、北海道・雄武町生まれ。雄武小2年の時に雄武フライングタイガースで野球を始めた。雄武中までは軟式で、ポジションは捕手と投手。高校は2年夏まで外野手、同秋から投手。高3夏に、南北海道大会北見地区代表決定戦に進出。高3の5月に150キロを計測。家族は両親と弟、妹。184センチ、88キロ。

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