オリオールズと1年契約を結んだ菅野智之投手(35)について、球団幹部らが契約交渉過程でその頭脳派ぶりに感銘を受けたと、ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者が17日付の記事で伝えた。
オリオールズのマイク・エライアスGMは菅野との交渉の際に球団幹部だけでなくブランドン・ハイド監督、ドルー・フレンチ投手コーチ、ライアン・クリメック投球戦略担当ら現場スタッフも同席したことを明かし「非常に野球について深い会話をして、彼はそれが気に入ったと思う」と振り返った。会話の中で、フレンチ投手コーチとクリメック投球戦略担当が球種の割合や投げるコースについて提案をした場面があったという。エライアスGMは「その会話のやりとりは非常に素晴らしいものだった。提案されたことは、日米のストライクゾーンの違いがあるため、それまではやっていなかったと話していた。彼は非常に頭脳的な投手だ」と称賛。フレンチ投手コーチも「彼との会話は本当に素晴らしいものだった。我々の話をとても真剣に聞き、彼の顔を見ると我々の意図を完璧に理解していることが分かった」と称賛した。