セレッソ大阪の主力センターバック、DF鳥海晃司(29)のJ2ジェフユナイテッド市原・千葉への移籍が決定的となったことが17日、分かった。20年以来、5年ぶりの古巣復帰になる。
千葉・木更津市生まれで下部組織から千葉で育った鳥海は、明大をはさんで20年までの3年間、千葉で主力を担っていた。
21年にC大阪へ引き抜かれると、この4年間でJ1通算83試合に出場。主に4バックの中央で23、24年は2年連続で年間30試合の出場を達成するなど、前線へのフィードもうまく、看板選手に成長した。23年から3年契約を結び直し、25年も契約が残っていた。
だが、09年以来のJ1復帰を目指す千葉から今回、熱烈なオファーが届いたもようで、鳥海も古巣復帰に傾いたとみられる。
C大阪はこの日、オーストラリア人のアーサー・パパス新監督(44)の就任を正式発表。来季に向けた動きも活発化させており、鳥海が抜ける最終ラインの補強に、横浜Fマリノスの元日本代表DF畠中槙之輔(29)、横浜FCのDF中村拓海(23)の獲得に動いている。
また、3年間在籍したGK清水圭介(36)の今季限りでの退団が確実となり、FC町田ゼルビアGK福井光輝(29)の獲得にも乗り出している。
◆鳥海晃司(とりうみ・こうじ)1995年(平7)5月9日、千葉・木更津市生まれ。千葉の下部組織から明大に進学し、卒業後の18年に千葉とプロ契約。21年にC大阪へ完全移籍し、22年ルヴァン杯準優勝などに貢献。J1通算83試合1得点、J2通算79試合1得点。182センチ、71キロ。