バルセロナは16日、スペイン代表FWヤマル(17)が右足前脛腓靭帯を損傷したことを発表した。
ヤマルは15日に行われたスペインリーグ第17節レガネス戦に先発したが、前半途中に右足首を打撲。その後もプレーを続けたものの、最終的に後半30分にガビとの交代を余儀なくされた。翌16日に検査を行った結果、右足前脛腓靭帯損傷(グレード1)と診断され、復帰に約3~4週間かかるとクラブは伝えている。
スペイン紙ムンド・デポルティボによると、このけがでヤマルは21日開催の年内最終戦となるアトレチコ・マドリードとのスペインリーグ第18節での首位対決および、年明け初戦の1月4日に行われる国王杯3回戦バルバストロ戦の欠場が決定的となった。
さらに、同月8日にサウジアラビアで開催されるスペイン・スーパーカップ準決勝ビルバオ戦、これに勝ち抜いた場合、同月12日に行われる決勝(レアル・マドリードとマジョルカの勝者と対戦)にも出場できない可能性が非常に高い。
ヤマルの今季ここまでの成績は、公式戦20試合出場、6得点11アシスト。スペインリーグでは9アシストを記録し、同ランキング首位になっている。チームが成績不振に陥る中、このような活躍を見せる重要な選手を失うことになったため、フリック監督は頭を悩ませることになるだろう。
(高橋智行通信員)