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【ソフトバンク】小久保裕紀監督が栗原陵矢に打率3割厳命「近藤との首位打者争いは夢じゃない」


ソフトバンクの小久保裕紀監督は、栗原陵矢選手に来季の目標として打率3割を厳命した。栗原選手は今季、140試合に出場して打率.273、20本塁打、87打点を記録し、ベストナインとゴールデングラブを獲得。さらに、侍ジャパンの一員としてプレミア12で準優勝に貢献した。小久保監督は、栗原が打率トップクラスの打者になる可能性を持つと評価し、無駄な打席を減らすよう助言した。栗原も来季へ向けて「やるしかない」と意気込んでいる。練習を重ね、来シーズンのスタメンを目指す。

ハワイから帰国した小久保監督(撮影・林敢治)

ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が栗原陵矢内野手(28)に「打率3割」を厳命した。

優勝旅行先のハワイで帰国前に取材に応じ「もう1つ上を目指していただかないと。率はもっと残せる選手。3割を打てる力は十分ある」と太鼓判を押した。

栗原は今季140試合に出場し、打率2割7分3厘、20本塁打、87打点。正三塁手としてベストナインとゴールデングラブ賞を獲得し、11月には侍ジャパンの一員としてプレミア12準優勝に導いた。指揮官は「打ちにいくと決めた間合いでボール球でも打ってしまう癖がある。もったいない打席を減らせば、今の投高打低の時代では近藤との首位打者争いは夢じゃない」と球界トップクラスの打者になれる可能性に言及した。

栗原も立場を理解していた。「近藤さんがあれだけ毎年コンスタントに3割を残している。目指すべきところでもありますし、自分もああならないと」。来季は29歳シーズン。次世代のチームの顔になりつつある。開幕スタメンは確約されておらず「やるしかないです」と表情を締めた。サーフィンなどで楽しんだハワイでの優勝旅行は良き思い出。帰国した栗原は約4カ月後の開幕を見据えている。【只松憲】

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