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【C大阪】喜田陽が母校の小学校で児童と交流「来年はチームの中心になっていかないといけない」


セレッソ大阪のMF喜田陽選手(24)が、大阪・泉大津市立浜小学校を訪問し、児童約100人とサッカー教室を開催しました。訪問は12年ぶりであり、児童と交流を楽しみました。喜田選手は、自身の成功と苦労の体験を語り、昼休みには児童と給食をともにしました。地元のサッカークラブ「泉大津アルザスSC」とのつながりも振り返り、関係者との再会を喜びました。プロとしての進化を続ける喜田選手は、来シーズンに向けてチームへの貢献を誓い、さらなる活躍を目指しています。

母校の大阪・泉大津市立浜小学校を訪問したC大阪喜田(右)

セレッソ大阪のMF喜田陽(24)が16日、母校の大阪・泉大津市立浜小学校を訪問し、5、6年生の児童約100人と交流。校庭ではサッカー教室を開き、体育館ではプロ選手としての成功や苦労の体験談を語り、昼休みには6年2組の教室で給食をともにした。

卒業以来、約12年ぶりに母校を訪れたという喜田は「当時からここ(芝生の校庭)を走り回っていました。(後輩との交流は)違和感はありましたが、みんなに会えて楽しかった」。児童から花束も贈られ、心からうれしそうな顔を見せていた。

喜田が小学3年時に在籍していた地元のサッカークラブ「泉大津アルザスSC」の当時の指導者で、浜小学校卒業時の校長先生だった西田秀雄さん(68)も駆けつけ、旧交を温める場面もあった。

「当時からスポーツ万能な子どもで、何をやってもうまかった。今の成長は頼もしいし、うれしい」と西田さん。

C大阪下部組織出身の喜田は、高校3年だった18年8月にプロ契約を結び、昨年はキャリアハイの年間16試合出場でJ1初得点を決める活躍。1年前に右膝の大けがをし、今季は9月から戦列復帰し、9試合の出場にとどまった。

「今季を自己採点するなら30点。半分以上試合に出られていないし、あまりチームを勝たすことができなかった。来年はもっと試合に多く出て、自分の年齢とともにじゃないが、チームの中心になっていかないといけない。もっと、みんなを動かせられる選手になれれば」

C大阪のボランチは田中や奥埜、香川らがおり、最激戦区のポジション。喜田は持ち前の運動量やパスの展開力に加え、得点力でも勝負したい。後輩たちとの交流でパワーアップした泉大津市のヒーローが、25年シーズンへ燃えている。

◆喜田陽(きだ・ひなた)2000年(平12)7月4日、大阪・泉大津市生まれ。C大阪の下部組織で育ち、高校2年だった17年は2種登録され、J3やルヴァン杯に出場。同年U-17W杯インド大会の日本代表入り。19年は当時J2の福岡に期限付き移籍。20年に復帰、23年は自己最多のJ1で16試合に出場、6月24日札幌戦でプロ初得点をマーク。J1通算33試合1得点、J2通算10試合、J3通算69試合無得点。171センチ、59キロ。

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