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【福岡】金明輝新監督、パワハラの謝罪問われ「追求できない」会長フォロー「釈明会見ではない」


アビスパ福岡は、過去にパワハラ問題で解任された経歴を持つ金明輝氏を新監督に迎えることを発表しました。会見で金氏は、被害者への謝罪について匿名性を理由に具体的な謝罪が困難であると述べました。クラブの川森敬史会長も当時のクラブを通した謝罪を述べつつ、釈明会見の目的ではないと前置きしました。金氏は、パワハラ行為が認定されてサガン鳥栖監督を解任された後、ライセンスが降格されましたが、社会奉仕活動などを経て異例のS級ライセンスを再取得しました。最近では町田ゼルビアでの指導が評価され、J1昇格に貢献しました。今回の就任は、クラブの新たな方向性を示すものとして注目され、多くの批判を背景に会見がライブ配信されました。

金明輝氏(2024年11月撮影)

アビスパ福岡は16日、パワハラ解任歴がある金明輝新監督(43)の来季就任会見を行った。被害者への謝罪の有無を問われ、金氏は「基本的に匿名。本人か第三者が話したか僕も分からない。追求することができない」と言及した。

同席した川森敬史会長は「釈明会見ではないので」と前置きしつつ「当時過ちを犯したときに、クラブを通じて謝罪をしている。そのようにJリーグ、JFAも認識している」とフォローした。

金氏を巡っては、Jリーグから21年12月、選手やスタッフへの暴力行為や暴言など行き過ぎたパワーハラスメント行為があったと認定され、翌22年1月にサガン鳥栖監督を契約解除されていた。

指導者ライセンス階級がSからAに降格された後、社会奉仕活動への参加などを経て22年から町田ゼルビアFCのヘッドコーチに就任。翌23年のJ1昇格に貢献し、今季も一時は首位を走ったチームを支えた。その間、異例のS級ライセンス再取得。2年ぶりに監督資格を取り戻していた。

会見は当初予定になかった「ライブ配信」も実施。柳田伸明強化部長らも同席し、サポーターらの批判を受ける中での就任経緯、今後のクラブの方向性などを説明した。

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