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【磐田】松原后1年でJ1復帰に意欲「来年はもっと厳しく要求したり、甘え許さない空気作って」


ジュビロ磐田のDF松原后が、クラブのJ1復帰に向けた意欲を示しました。磐田市で開催された「ジュビロ磐田メモリアルマラソン」に参加し、入賞者との記念撮影を通してイベントを盛り上げました。松原はチームの副将として今シーズン多くの試合でキャプテンを務め、来年のJ1復帰に向けてより厳しいチーム環境を求めると誓いました。彼はサポーターへの感謝を述べ、クラブへの愛を再確認。1年でのJ1復帰を目指し、契約の詳細を詰める意向です。

ハーフマラソンの入賞者と笑顔で記念撮影する磐田松原(中央)

来季J2のジュビロ磐田DF松原后(28)が1年でのJ1復帰に意欲を示した。15日は磐田市スポーツ協会主催の「ジュビロ磐田メモリアルマラソン」に参加。入賞者と記念撮影する役目でイベントを盛り上げた。下部組織出身の副将はクラブ史上4度目のJ2降格となった今季の悔しさを糧に、来季も磐田でプレーする意向を示した。

   ◇   ◇   ◇

松原が来季への思いを明かした。ハーフマラソンの入賞者と記念撮影し、奮闘したランナーを祝福。イベント中には参加した市民らから、ねぎらいの言葉をかけられ「こういう結果に終わったのに本当に応援してくれていることを感じた。そういう人たちのためにJ1で戦う姿を見せないといけない」と決意を新たにした。

今季は副将としてチームを支えた。リーグ戦はチーム最多タイの35試合に出場。主将のMF山田大記(35)の代わりにキャプテンマークを巻いて出場することも多かった。松原は「初めての経験で、どうチームをまとめるか考えてやってきた」。練習中もプレーと言動で仲間を鼓舞。不本意な結果には「どこかで甘えがあった」と反省し、「来年はもっと厳しく要求したり、甘えを許さない空気を作っていかなければいけない」と、自身にも言い聞かせた。

下部組織出身でクラブに対する思いは強く、J2降格が決まった鳥栖戦後は人目をはばからずに号泣した。ただ、気持ちは切り替えている。降格決定後も「気にかけて声をかけてくれるサポーターが多かった」と感謝し、来季も磐田に残ってプレーする方向性で契約の細部を詰めていくことになりそうだ。

来季は1年でのJ1復帰が至上命令。厳しいシーズンになることも覚悟の上で、「応援してくれる人のために僕らはピッチで勝利を届けないといけない」と視線を上げた。【神谷亮磨】

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