スペイン1部レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)がラヨ・バリェカノ戦後、「PKは非常に明らかなものだった」とビニシウスが倒されたシーンが見逃されたことに不満を述べた。
Rマドリードは14日にアウェーでRバリェカノと対戦した。ヘディングで2点を奪われる苦しい展開になる中、バルベルデ、ベリンガム、ロドリゴのゴールで逆転に成功。しかしその後、再び失点を喫し、最終的に3-3で引き分け、暫定ながらバルセロナを勝ち点で抜いて首位に立つチャンスを逃してしまった。試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した様子をスペイン紙マルカが伝えた。
同監督はその際、後半途中に出場したビニシウスがムミンにペナルティーエリア内で倒されたが、PKの笛が吹かれなかったことについて、「リプレイを見るとPKは非常に明らかなものだったと思う」と苦言を呈した。
エムバペが負傷欠場する中、攻撃を牽引するビニシウスが予想外のベンチスタートになったことに対しては「けが明けで先日の欧州チャンピオンズリーグ(アタランタ戦)に90分間出場したからだ」と説明した。
また、同監督はRバリェカノGKバタージャが終盤、足を攣って時間を使ったことに対し、第4審判に文句を言ったことについて「何もない。おそらく彼はカリウムを接種した方がいいだろう(笑)」と皮肉まじりの冗談を述べていた。(高橋智行通信員)