ガンバ大阪は15日、来季の新加入選手として神村学園高の名和田我空(なわた・がく、3年)と仮契約を結んだと発表した。
名和田は世代別代表にも選出されてきた世代屈指のアタッカーで、23年6月のU-17アジアカップでは得点王とMVPを獲得。同11月のU-17ワールドカップでゴールも決めていた。多くのクラブが獲得に興味を示し、FW福田師王(20=ボルシアMG)や吉永夢希(18=ゲンク)ら同校OBが欧州に渡っていたこともあり、直接海外移籍も考えられていたが、G大阪が獲得に成功した。
3月にG大阪の練習参加した際には、プロの中でも堂々とプレー。青木良太スカウトは「シュートがうまい。最後のところを決めきれる(宇佐美)貴史みたいな選手。FKも蹴ることができて、遠くからでも(足を)振れる。シュートを入れる才能がある。賢さもあるし、それでいて堂安律のように“人たらし”なところがあってかわいがられる人物」と評価していた。
名和田はクラブを通じて「伝統のあるクラブで小さい頃からの夢であったプロサッカー選手というキャリアスタートできることを大変うれしく思います。人として応援される人になり、期待に応えて行けるプロサッカー選手になります。また、これまで支えてくださった家族、指導者、チームメート、そして応援してくださった全ての方々に感謝しています。プロサッカー選手として活躍している姿を見せ、恩返しできるように頑張ります」などとコメントを発表した。