阪神は13日、来年1月1日付で阪神電鉄会長兼球団会長の秦(しん)雅夫氏(67)が、新オーナーに就任すると発表した。阪急電鉄出身者として初めて就任した杉山健博オーナー(66)は退任する。
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退任する阪神杉山オーナーはオーナー交代のタイミングについて「セ・リーグ優勝達成」「勝つことの浸透とチームの成長を実感」「藤川監督で新体制に移行」の3点を挙げた。阪急出身のオーナーは初めてだったが、就任1年目でリーグ制覇、日本一を達成。「岡田監督の見事な手腕だった」と感謝した。2シーズンの任期を終えて「藤川新監督の体制のもと、必ずやリーグ優勝を奪回し、ぜひ阪神の黄金期を築いてほしい」とエールを送った。