西武高橋光成投手(27)が13日、埼玉・所沢市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、5500万減の年俸2億1000万円でサインした。4年連続の2桁勝利を目指した今季はまさかの0勝11敗。防御率は3・87だったが、求められる数字にはほど遠く減俸につながった。
肉体改造が成功しなかった。昨オフは7キロ増量し、112キロでシーズンイン。大きな体を使いこなすことができず、60年の近鉄大津と並ぶパ・リーグワーストの開幕11連敗を喫した。「みなさん分かるように本当に苦しかった1年でしたね。こんなことあるのかなというのが起きて、今後の野球人生に絶対にプラスになる」。
将来的なポスティングシステムでのメジャー挑戦を希望していた中で「そこ(=メジャー)はもうずっと夢なんで僕の思いは強いですけれど、来年は西武のために投げたいという気持ちがもっと強い」と夢を一時封印。来季の残留を決めた。
西口監督が現役時代に背負った「13」を受け継ぐ獅子のエース。「西口さんに対してすごく特別な思いがあるので、貢献したい。今年良くなかった悔しさがあるので、来年はそれを表現したい」と0勝11敗に終わった今季からの巻き返しを図る。(金額は推定)