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★本日17時アップ★「平凡なチームはダメな時に集まる」イチロー氏が武豊騎手に語った理想のチームとは


JRAの特設サイトで、武豊騎手とイチロー氏の特別対談が公開されました。長年交流のある二人は「理想のチームワークとは」というテーマで意見を交わしました。イチロー氏は、良いチームは良い時にこそ厳しい意見を出し合えるものであり、プロのチームではプライベートの親交よりもフィールドでの連携が重要であると述べました。武豊騎手も、必要以上に親しい関係を築くのではなく、仕事として適切な距離感を保ち、お互いの専門性を尊重することが大切と言います。共に本音で語り合えることが、強いチームを築く鍵だとしています。

武豊騎手(左)とイチロー氏(2024年11月24日撮影)

JRAは12日、特設サイト「ICHIRO MEETS KEIBA MOVIE」で、武豊騎手(55)とイチロー氏(51=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)の特別対談を公開した。イチロー氏のオリックス在籍時から30年近い交流がある2人で、第3回のテーマは「理想のチームワークとは」。野球と競馬。それぞれチームの意味も違うレジェンド同士が語り合った。

イチロー氏は「平凡なチームってダメなときに集まって、ダメミーティングするんですよね。で、『頑張っていこう』になりがちなんですけど、本当にいいチームって、いい時にそれができるんですよね」と解説。「チームがいい状態、強い状態。当然、結果が出ているので『明日も頑張ろう』になりがちなんですけど、そういう時こそ脇の甘い感じとか、俺たち勝ってるけどスキあるよ、と厳しいことを言い合える、次にまたいける。それが僕は一番強いチームだと思っているんですけど」と続けた。

「極端に言えば、プライベートなんか付き合わなくていいし、殴り合いたいぐらい嫌いなやつの集まりでもいいと思う。でもゲームはしっかりやる。チームになった時、フィールドの上ではいいチームになる。これがプロのチームだと思っているんですけど。これもなかなかできないです」。

武豊氏は「必要以上はいかないようにしてますね。必要なことはしっかりやって。騎手としてその馬を速く走らせるために、スタッフと情報交換したりぐらいな感じで、よし一緒に頑張ろうという雰囲気までは、僕はあんまり出さない方。仕事は仕事で、馬を世話する人、毎日調教する人を尊敬しているので、この人は僕よりも馬の調教はうまいはずだと。お互い尊重しあう方が好き。その代わり、競馬は僕に任せてくださいという方が好きなので。気を使って嫌われないようにやっていると、本音じゃないから結果に対して遠くなりますよね」と語った。

2人が考える理想のチームワークについて、イチロー氏は「本音で言い合えるチーム。これが強いチーム、いいチームにつながると思います」。武豊騎手は「まったく同じですね。本音で言い合えて、尊重し合える感じがいいのかなと思いますね」と締めくくった。

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