北海道コンサドーレ札幌は12日、元日本代表DF岩政大樹氏(42)の監督就任を発表した。
岩政氏は現役時代は鹿島で07~09年のJ1リーグ3連覇やナビスコ杯2度、天皇杯2度の優勝に貢献。08年に日本代表に初選出され、09年10月の国際親善試合スコットランド戦でA代表デビューし、国際Aマッチ通算8試合出場。10年W杯南アフリカ大会のメンバーにも入った。18年限りで現役を引退し、指導者に転身。22年から鹿島のコーチを務め、シーズン途中から監督に就任。23年限りで退任し、24年はベトナム1部ハノイFCの監督を務め、8月末から母校の東京学芸大のコーチに就任していた。
クラブの日本人監督は17年以来8シーズンぶりとなる。来季9年ぶりJ2で戦うクラブを1年でJ1に復帰させられるか、手腕に期待される。
◆岩政大樹(いわまさ・だいき)1982年(昭57)1月30日、山口県周防大島町生まれ。岩国高、東京学芸大をへて04年鹿島入りし、7個のタイトルを獲得。J1通算290試合35得点。ポジションはDF。日本代表として国際Aマッチ8試合出場。14年タイ1部テロ・サーサナ、15年からJ2岡山、17年から関東1部東京ユナイテッドにコーチ兼任で所属し、18年に現役引退。22年途中から鹿島の監督に就任しJ1・4位、23年は5位で同年限りで退任した。24年はベトナム1部ハノイFC監督。今年8月末から母校の東京学芸大のコーチを務める。